こんにちは!
Gettsunと申します。
自分はYouTubeやニコニコ動画でゲーム実況を投稿していますが、Windowsパソコンは持っておらずMacのみを使って日々活動しています。
というのも元々はゲーム実況活動を始める以前からMacを使っており、グループでゲーム実況活動をやろう!という運びになった時は自然と”手元のMacを使ってゲームの収録や動画編集をしたい”と考え、色々試行錯誤しながら環境を整えました。
・・・ところでよくこんなことを耳にしませんか?
ゲーム実況するならWindowsパソコンでしょw
悪いことは言わない、Macはやめとけ
本当にそうなのかなぁ・・・
そんな疑問に対して、実際にMacを相棒にゲーム実況活動している一人として、これから同じように「Macでゲーム実況デビューをしてみたい!」という人たちの参考になればと思います!
いきなり結論から発表!
突然ですがこの記事のタイトルである「Macでゲーム実況って実際どうなの!?」というテーマに対して、個人的な見解を先に答えてしまうと…
結論:“ゲーム機”で遊ぶならMacでゲーム実況はできる
というのが忖度ない率直な答えになります。
パッと見はだいぶ肯定的に見えるかもしれませんが、事前に理解しておいた方がいい落とし穴も踏まえて解説していきます。
Macでゲーム実況活動するデメリットは?
まずはMacでゲーム実況活動するデメリットから解説していきます。
それはズバリ!
Mac自体がゲームを遊ぶのに“向いていない”からです。
勘違いして欲しくないのが「Macはゲーミング性能が低くて快適に遊べない・・・」とか、そういう訳ではないんです。
実際近年のMacはApple社がゲーム市場にかなり力を入れてるので、ゲームにまつわる新機能などを次々実装しています。
例えば市場で人気のNintendo Switch・PlayStation ・XBOX の純正コントローラに正式対応したり、ゲーム内のロード時間を短縮したり、解像度が低いゲームタイトルを自動的に高精細にしてくれたりと、むしろゲーム機としての魅力もMacにはしっかり備わっています。
ではなぜ”向いていない”という評価なのかについてですが、それはMacに対応したゲームタイトルが少なすぎるからです。
どんなにゲーム機が優秀でも、肝心な遊びたいゲームソフトがMacに非対応だったら元も子もありません。
加えてMacで遊べるゲームタイトルの殆どは、WIndowsパソコンでもリリースされている事が多いです。
実際にWindowsで人気のゲームプラットフォームである「Steam」を除いてみても、Macに対応したゲームタイトルは非常に限られます。
ちなみに先月発売されたばかりの話題作「モンスターハンターライズ:サンブレイク」も残念ながら対応していません・・・。
ちなみにApple社が直接展開しているゲームプラットフォームである「Apple Arcade」はApple独占タイトルが沢山あるので、確かにこれらはWindowsパソコンでは遊べません。
しかし極端な話MacでなくてもiPhoneやiPadでも遊べるので、Windowsパソコンでそれらの画面を収録する事でゲーム実況ができます。
Macでゲーム実況活動するメリットは?
ここまでで「じゃあMacダメじゃん!」って思われた方も多いかと思いますが、ここからはMacでゲーム実況活動をするメリットを解説していきます。
それはズバリ!
Macが収録から編集まで”お手軽かつ長ーく使える”からです。
先にMacに対応したゲームタイトルが市場に少ないと言いましたが、確かにWindowsパソコンを購入すればたくさんのゲームタイトルが遊べます!
ただし快適に遊ぶためには“それなりの性能があるゲーミングパソコンが必要”になります。
ここ数年は半導体の不足や円安なども相まって、ゲーミングパソコンの価格はかなり高騰して閉まっており、手が出しづらくなってきています。
そんな中でお手軽にゲームを遊ぶなら、Nintendo Switch・PlayStation・XBOXなどの「家庭用ゲーム機」が今も昔も強い味方ですよね!
元々ゲームタイトル側が対象のゲーム機に最適化して作られているので、ゲーミングパソコンよりも遥かに安価でゲームが楽しめます。
というかゲーム実況をしたいというくらいゲームが好きなら、そもそも既に家庭用ゲームのどれかは「もう持ってるよ!」って事が多いんじゃないかと思います。
これらの家庭用ゲーム機で遊んでいる様子を収録してゲーム実況動画にするというのであれば、そもそもMacでもWindowsパソコンでもゲーミング性能自体は特に必要ではなく、むしろ収録した映像を快適に編集する作業が重要になってきます。
ところで半導体不足や円安による価格高騰はなにもゲーミングパソコンだけではなく、Macだって同じことです。
ですがこの”収録した映像を快適に編集する作業”という部分こそがMacを選ぶ最大のポイントになると思います。
動画編集をするためには勿論「動画編集ソフト」というものが必要ですが、これは比較的パソコンのソフトの中でも高価な部類だったり、機能などに差があるものの無料ソフトを探してくるとしても導入作業から操作を覚えるまでの苦労がありますよね。
それがMacなら購入時から純正の動画編集ソフト「iMovie」が無料で備わっているんです!
加えてiMovieには「ストーリーボード」という、動画作りのための台本が用意されているので知識ゼロの状態でもそれをガン見しながら指示通りに操作すれば動画が作れちゃうんです。
実際自分も完全に何も分からない状態からiMovieで動画編集の基本知識を学びました。
またこれは動画編集を少し始めてから恩恵を感じられる部分になりますが、このiMovieには“著作権フリーの音声素材”が大量に収録されており、面倒な素材集めをせずに編集に取り掛かれます。
つまりMacなら購入時から十分な武器や防具を装備した状態から冒険が始められる訳です。(?)
さてここからが特に重要なポイントになります。
iMovieはApple社純正の動画編集ソフトなので、Macと一緒に新機能や新製品へ最適化がアップデートされていくという特徴があります。
Windowsパソコンと比べてOS(パソコンの基礎システム)がアップデートで新しくなっていった際にソフトが対応しなくなってしまって、新しいバージョンのソフトへ定期的に買い替える・・・なんていう必要がほとんどないのがメリットになります。
具体的に言うとWindows7→8→10→11のように更新しても、ソフト側の対応を気にする必要がない訳です。
iPhoneやiPadのゲームアプリが手軽に収録できる
またYouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトを見ていると、スマホ向けのゲームアプリのゲーム実況を目にする機会も増えてきたと思います。
そんな時にこれまた大活躍なのがMacの機能を紹介します。
Macなら
iPhoneやiPadを付属品のケーブルと接続するだけで収録できちゃうんです!
勿論こちらもMacなら購入時から録画ソフト「QuickTime」が無料で備わっているので、特にソフトを探してきたり専門用語モリモリの初期設定は必要ありません。
日本国内ではiPhone・iPadは非常に人気なので、こちらもメリットとして紹介させていただきました。
ちなみにAndroidスマートフォンの場合は、以前に解説した家庭用ゲーム機と同様に後述する方法でちゃんと収録できますのでご安心ください!
またこの後解説する「Apple Silicon Mac」なら、一部のiPhone・iPad向けゲームアプリはなんとMac内のApp Storeから“直接Macにインストールして遊ぶ”こともできちゃいます!
この場合はMac1台でゲームアプリ収録から動画編集まで全部完結できちゃいますね。
キャプチャボードを使ってMacで収録する
家庭用ゲーム機でゲーム実況をしていくにあたり、どうやってMacに家庭用ゲーム機を接続するのでしょうか。
それはズバリ!
「キャプチャボード」を使ってお互いを橋渡しする必要があります。
図解するとこんな感じ。
ちなみに左上にあるテレビやモニターはなくてもMacの画面で直接ゲームを遊ぶことが可能です。
ただし選ぶキャプチャーボードにもよりますが多少遅延があるので、アクションゲームや音ゲーなど遅延が結果に影響するゲームの場合はお勧めしません。
Macは録画作業で隣に置いて、ゲームは普段通りにテレビやモニターに繋いで遊びましょう。
ちなみに自分はポケモンの実況はMacの画面で遊んでいますが、全く問題ありませんでした。
ちなみにAndroidスマートフォンやタブレットがケーブルを通しての映像出力に対応していれば、同じようにキャプチャボードを使ってMacでゲームアプリの収録が可能です。
キャプチャボードからのゲーム映像を表示したり、実際に収録するためには別途「録画ソフト」が必要になるので、これは後述で解説していきます。
Macでキャプチャボードを選ぶポイント
ここからはキャプチャーボード選びのポイントを解説していきます。
それはズバリ!
“UVC準拠の製品”を選ぶべし!です。
あまり聞きなれない単語がでてきたので戸惑う人も多いと思いますので、順を追って解説していきます。
先述動画編集ソフトについての解説をしている際に、OS(パソコンの基礎システム)がアップデートで新しくなっていった際にソフトが対応しなくなってしまって…という注意事項に触れたと思いますが、まさにここが再度ポイントになってきます!
キャプチャボードからのゲーム映像を表示したり、実際に収録するためには別途「録画ソフト」が必要になると言いましたが、これには大きく2種類に分類されます。
「専用録画ソフトが必須なキャプチャボード」と「汎用録画ソフトが使えるキャプチャボード」です。
「専用録画ソフトが必須なキャプチャボード」はその製品を通してMacで収録をする為に、文字通り用意された専用の録画ソフトをMacにインストールして使用する必要があります。
極論、この専用ソフトがなければ何もできません。
またこの専用録画ソフトがWindows専用ソフトの場合は、当然Macでは利用できないと言う点も注意が必要です。
先ほどのiMovieはApple社の純正ソフトでしたが、キャプチャボードに付属する専用録画ソフトはApple社から発売しているものではありません。
つまり肝心のキャプチャボードからの映像を収録する録画ソフトがOSのアップデートで使えなくなってしまったら一巻の終わりというわけです。
そうなるとキャプチャボードはただの不燃ゴミになってしまいます。(言い過ぎでは?)
逆に「Macをアップデートしなければいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、コンピューターウイルスに感染するリスクが高くなるのでオススメできません。
せっかく購入してもウイルスのせいでMac自体がおかしくされてしまったらゲーム実況どころじゃないですよね?
加えてMacはOSの自動アップデート機能が推奨されています。
まだMacを持っていなくても「朝起きたら枕元でiPhoneがアップデートされていた」なんていう経験がある人も多いのではないでしょうか。
同じApple製品なので、そこはiPhoneでもiPadでもMacでも同じというわけです。
そうなるとMacは常に最新のセキュリティに保ちつつ、でも購入したキャプチャボードはなるべく長ーく使っていきたいですよね。
そんな要望に対してポイントになってくるのが“UVC”という訳なんです!
ユー‐ブイ‐シー【UVC】[USB video class]
《USB video class》カメラ機器のUSB接続に関する標準規格。同規格に対応した機器の場合、パソコンに個別のドライバーを導入することなく、デジタルカメラやウェブカメラの操作・制御が可能となる。USBビデオクラス。
要約するとWEBカメラとして映像や音声をMacに届けてくれるので専用の録画ソフトは必要ありません。
Macに最初から備わっている「QuickTime」で収録したり、大人気の無料録画・配信ソフト「OBS Studio」などなど、多くの録画ソフトでそのキャプチャボードが利用し続けられます。
安価すぎるキャプチャボードにはUVC非対応の製品が結構多いので、値段だけでなく長く安心して使うためにもUVC準拠の記載がある製品を選びましょう。
Intel MacとApple Silicon Macに気をつけて
ここでは主に「Macは既に持っているよ」という方に対しての注意事項を紹介します。
それは使っているMacが
「Intel Mac」なのか「Apple Silicon Mac」なのか問題です。
これはかなり専門的な話なので簡単に解説すると、2020年末以降に徐々に登場してきた「Apple Silicon Mac」という完全に新構造になったMacと、それまでのMacである「Intel Mac」とではかーなーり別物なんです。
例えるならば「Intel Mac」は着物を着て日本語を話す一方で、「Apple Silicon Mac」は革ジャンで英語を話します。
そうなってくると接続するキャプチャボードが日本語を話す子なのか、英語を話す子なのかによって、どちらかとは意思疎通ができずに正常に動作しないという場合があります。
要はMac本体とキャプチャボードが噛み合っていないといけない訳です。
Apple Silicon Mac一覧
・MacBook Air (2020年発売モデル以降)
・MacBook Pro(2020年発売モデル以降)
・Mac mini(2020年発売モデル以降)
・iMac(2021年発売モデル以降)
・Mac Studio
まだ Macを持っていない方も、中古などで旧モデルを購入する際は「Intel Mac」の可能性があるので注意しましょう。
尚、これから購入するのであれば数年使っていくことになる相棒になるので、動画編集の快適さを考えると「Apple Silicon Mac」を強くオススメします。
なるべく安く環境を整えたいと思ったら、「Apple Silicon Mac」の中古や、Apple社公式の整備品は狙い目かも。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「実録!“Macでゲーム実況”はできるのか!?」というテーマでお送りしました。
見た目がかっこいい!と勢いでMacを購入したものの後悔・・・なんていうのが一番勿体無いと思うので、よーくメリット・デメリットの両方を理解してから環境を整えていくことをオススメします!
「参考になったよー!」という方は是非、YouTubeチャンネルもチェックしてもらえれば泣いて喜びます・・・!
それではMacで楽しいゲーム実況ライフを!
コメント
コメント一覧 (8件)
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